2015年10月19日

先輩方が作ってきたものの上澄みを掬ってやっているだけ!? の巻

『キネマ旬報 2015年9月上旬号』で雑談する会

三畳間「【心が叫びたがっているんだ。】鼎談の後半では、三人が
      実写とアニメを比較しながら細かく解説してくれているのが
      面白いなぁ( ´▽`)  」

雑誌部「長井龍雪監督曰く実写では恥ずかしくなってしまった
       描写も、アニメのお約束の中では、その難しい部分を
       飛び越えていける部分はあると感じますね=v

無知「これはアニメや漫画の実写化で失敗する原因の一つでしょ(・з・) 」

三畳間「長井監督がアニメの場合、30歳を超えている渋い声の役者さんが
      “高校生です”といっても、納得出来てしまう部分ってある
      じゃないですか≠ニ言っているけど、少女マンガの実写化
      作品で高校生役を30歳近い俳優が演じていることが
      偶にあるんだよねぇw 」

無知「お客側が納得しているかどうかは知らないけど (^皿^)  」

三畳間「田中さんの決してリアルではない、〜っぽさが大事なんです。
     “実写でもやれるかも・・・・・・”って思われたりするん
     ですけど、僕らはあくまでアニメを作っているので、アニメの
     方法論の上でやっていることです。本当に矛盾するんですけど、
     アニメの枠組みから外れる部分がある一方で、アニメの強みを
     活かしたい。そこはアニメ屋ですから、アニメで面白いものを
     作るということに尽きますね≠チて発言で思い出したのが
     今敏監督作品や原恵一監督の【カラフル】を一部の批評家が
     実写で作れば良いだろって批判してた事(´-д-`) 」

無知「これもアニメ作品を実写化したときに炎上する原因の一つだよね」

三畳間「長井監督と岡田さんが語る実写とアニメの違いは興味深い」

雑誌部「長井龍雪監督が岡田さんの仕事は、実写と差がないように
     見えて、実はかなり違う部分もあります≠ニ仰られた後に岡田
     麿里さんがアニメの脚本は長年培われた型みたいなものが
     あるんですけど、それは絵があって声が合わさって完成するもの
     です。これを完全にリアルにしてしまうと、ちょっと不自然に
     なります。『あの花』は、そういったアニメの掛け合いみたいな
     部分を意識的にずらしていて、セリフやキャラクターの
     性格付けにはアニメ的な記号を入れている一方、間をリアルに
     するということは気をつけていた部分でした。『あの花』のドラマ
     スタッフの方に“(そのまま実写ドラマにするのは)すごく
     難しい”って言われて、それはリアルに見えるようでいて、リアル
     ではないからなんでしょうね。それは実写を目指したわけでなく、
     アニメの文法をいかにリアルに見せるかという違いかもしれま
     せん≠ニ丁寧な解説をされていますね」

無知「そうすると、アニメと実写の脚本を奥寺佐渡子さんや西田征史さんは
      もっと評価されなくちゃダメでしょ(`3´)  」

三畳間「田中さんがさらに分かり易い喩えで説明してくれているね」

雑誌部「写真と絵画の違いといえるかもしれません。絵画はあくまで
     絵ですから、そこに込められた写実的な部分と写真とは、全く
     違うものじゃないですか。絵画には作り手の作為的な部分が必ず
     入ってきます。その〜っぽさというのが、僕らが意識する
アニメの作為的な部分なんだと思います=v


無知「鼎談最後に1976年生まれの三人が語る世代論も面白い」

雑誌部「岡田麿里さん曰く私たちは、先頭を走ったことのないアニメ世代
       だと思うんですよ。上の世代の方は実写にコンプレックスを
       持っている人が多くて、それが独特の凄みに繋がっていたと
       思うんです。その次の世代の人たちは、“アニメだから
       こそ!”って気概を見せてくれました。私たちはそういう
       先輩方の葛藤の部分も含めて、アニメの面白さとして
       享受させてもらってきたので、素直に“アニメっていいよ
       ね!”と(笑)。もうちょっと下の世代になると、天然で
       ものすごい作品を作る人たちが出てくるのかもしれませんね
       と、下の世代をディスることなく期待しているとw」

三畳間「長井監督も謙虚にそもそも僕らは生まれたときからアニメを見た
      世代ですから、これまでさまざまなトライアンドエラーの歴史が
      積み重なってきた中で、いいところを使わせてもらっている
      レベルでしかないんです。それはこれからも変わらないですね
      と上の世代へのリスペクトを忘れない」

無知「庵野監督も以前自分たちはコピー世代の最初だ。その後の世代は全部
   コピーのコピーだ。そしていまや、コピーのコピーのコピーに
   なっているそれがどれほど歪んで薄くなるかわかるでしょう。
   自分で観てきたものをそのまま描いているんじゃない≠チて
       言ってたっけ(´・_・`)  」

posted by クロ at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記

完全オリジナルストーリーの青春群像劇が気になるんだってばよっ の巻

『キネマ旬報 2015年9月上旬号』で雑談する会

雑誌部「巻頭特集《知っておきたいアニメクリエーター49人》で【心が
        叫びたがってるんだ。】の長井龍雪監督と脚本家の岡田
        麿里さんと総作画監督の田中将賀さんの鼎談が
        載っていますね (´・∀・`)  」

無知「一般層に向けた作品を作ろうとは意識していないと言いながら、髪の
         毛の色を全員黒髪にしたのは正解かもね」

三畳間「髪の毛がピンクだったりすると
         一般層が敬遠する可能性は高くなるからなぁ(゚ε゚)」

無知「そもそも一般層が躊躇無くアニメを観るって、ジブリかディズニー
          くらいだから髪の毛を黒にしようが関係無い?」

雑誌部「黒髪だけの岩井俊二監督の【花とアリス殺事件】は、一般層どころか
       アニメファンからも黙殺されてしまいましたが・・・」

三畳間「あれはロトスコープだし、岩井作品ファンもアニメファンも興味を
        示さなかったのは仕方が無いんじゃないの?」

無知「公開が決まった頃からターゲット層が見えない誰得企画って
        言われちゃってたし(´・ω・`)  」



三畳間「長井監督はアニメファンだけじゃなく一般視聴者を常に
        意識してるんだね」

雑誌部「これはいつも思っていることなんですけど、なるべくチャンネルを
       替えられないものを作りたいという意識はあります。それこそ
       アニメというだけで、チャンネルを替えられてしまう場合も
       ありますからね。普段アニメを見ない方にも、一瞬止まって
       もらえるような努力は毎回しているつもりです。
       たとえば、アニメ業界だけが通じる要素のみで構成するのは
       控えようという点もそうですね=v

無知「最後の部分は『SHIROBAKO』批判じゃないよね?w  」

雑誌部「変な解釈して揚げ足を取らないでください(^_^;)  」

三畳間「細田守監督に続く一般ウケするアニメ監督のポジションの座に
       座る事が出来る可能性が一番高いはずだからこそ【心が
       叫びたがってるんだ。】は大ヒットして欲しい」




雑誌部「長井龍雪監督と岡田麿里さんと田中将賀さんの3人が関わった
      キッカケになったTVアニメ『とらドラ!』に触れていますね」

三畳間「毎回オンタイムで見ていた最後のアニメが
          『とらドラ!』だったかも( °_° ) 」

雑誌部「『とらドラ!』もそうなんですけど、アニメではあまりやらない
       ような、ガチンコのドラマや人間性を見せるという試みは
       意識しています。結局3人ともそういう積み重ねが
       好きなので、地味でもより濃いドラマになっていくという
       感覚はあります=v

無知「なるほどなぁ・・・『あの花』が一般層まで届いた理由がわかるね」

posted by クロ at 23:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記