2015年11月14日

王道嫌いの邪道マンガ家が文句を言いながらも評価した映画です!? の巻

『キネマ旬報 2015年9月下旬号』で雑談する会

雑誌部《漫画家 山本直樹が観た映画【バクマン。】》は
         いきなり自虐ネタから始まっていますね(^_^;) 」

三畳間「アンケート1位とったこともないし1500万部売ったこともないし
       『少年ジャンプ』編集部に行ったこともなければ『少年
        ジャンプ』40年ぐらい読んでいない、でもそこそこは
        食えている“そっちじゃない方”のマンガ家が映画【バク
        マン。】の感想を書きますよ≠チて (^皿^)  」

無知「最初に自虐を言うことで、山本先生を知らない【バクマン。】世代
         からの批判を押さえる効果はあるだろうけどw 」

三畳間「大根仁監督の脚本と演出の残念な部分を指摘しているね」

雑誌部「もうちょっと笑いの量を増やすだけで逆に苛酷さも
      伝わるし、もっと主人公たちに感情移入できたのに、と思う。
      CGがんばってるけど、地味な執筆シーンをはしょるため?
      などと感じてしまう。感情移入の重要な要因となるべき恋愛
      という横糸も、【渇き】以来見た小松奈菜は超絶可愛いけど、
      笑うとちょっとだけブサイクになるところもまたさらに可愛い
      けど、結局物語的には余計な感じになってしまってる=v

三畳間「指摘は理解出来るけど・・・2時間の尺にまとめるには
          仕方が無いんじゃないかなぁ(´・_・`)  」

無知「漫画家である山本先生から見た【バクマン。】のマンガ製作についての
          ディティールは興味深いね」

雑誌部「Gペンは確かに難しい。ペン自体がね。俺は10年プロでやって
      結局ペンから逃げてデジタルに行った。あとミスノン(修正
      液)なつかしー、とか、鉛筆でしか描いたことない人がいきなり
      スクリーントーン削れるの? とか、生原稿の表面を素手で
      触っちゃイカーン、などなど。まあ人によって描き方ずいぶん
      違うから=v

三畳間「『漫勉』を見てても、マンガの描き方の違いは漫画家によって全然
        違うからねぇ」

無知「週刊連載でアシスタント無しというのはあり得ないかな? 『愛と
      誠』のながやす功の他は、あまり聞いたことがない。まあ
      それも物語の伏線になってるんだけど≠ニ、やっぱり本職の人は
      アシスタント無しという部分が気になってしまうんだね」

雑誌部「大根監督もいくつかつかなくてはいけないウソのうちの、一番
      大きなウソをついたところですね。生命線となるリアリティの
      部分は徹底的に詰めたんですけど、あとの映画の構造として、
      感情の盛り上がりをクライマックスに収斂させていくために
      あえて決断しました≠ニ仰っていますよ」

三畳間「アシスタント無しに違和感を感じない世代の子達をターゲットに
         しているなら正解だけどね」

雑誌部「山本直樹先生も悪人が出てこないのも物語的に正解だし、現在
      普及しているデジタルマンガ描きをあえて無視してアナログに
      こだわったのも大正解≠ニ仰っていますし」

無知「デジタルマンガに触れると余計な説明が増えるし、ストーリーが
         ブレちゃうし、2時間に収まらなくなるし(´-д-`)  」

雑誌部「最後にエンディングも、ただの成功物語じゃない「それも『少年
      ジャンプ』リスペクト?」と思わせる『SLAM DUNK』的な
      終わり方でほっとした≠ニ川村プロデューサーのオマージュを
      評価していますね」

posted by クロ at 18:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記
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